カードローンの審査が甘いのはどこ?成約率はどのくらい?

今すぐお金を借りたいというとき、カードローンの申込みを考える方は多いでしょう。

カードローンはすぐにお金を借りられるため利用者も多いですが、一方で審査に通る必要があることから自分がお金を借りられるのか不安に感じている方もいると思います。

この記事ではカードローンの審査が甘いのはどこなのか大手カードローン各社の審査通過率などを交えて解説していきます。

目次

カードローンの審査が甘いと言える成約率はどのくらい?

カードローンを申込むにあたって最も気になるのが、審査が甘いかどうかですよね。

結論から申し上げると残念ながら、審査の甘いカードローンがあるとは言い切れません。

なぜなら、カードローン会社は借主の返済能力を確認する必要があるからです。

どこの消費者金融も審査通過率が50%を超えることはありませんから、やはり審査は厳しいものです。

銀行カードローンは審査通過率を公表することはありませんが、プロミス・アイフルといった大手消費者金融は新規顧客成約率を公表しています。 新規顧客成約率とは全申し込み数のうち審査に受かり成約した割合であり、すなわち審査通過率と言えます。

これからカードローンに申し込む方は各社の審査通過率を把握することで、相対的に審査が甘いカードローンに申し込むことが出来ます。 また、既に借入している方は初めて申し込む方以上に審査通過率を把握する必要があります。

では、さっそくカードローン会社の企業情報サイトをもとに審査通過率を比べてみましょう。

直近の成約率の平均値を表にしてみます。なお、この成約率は他のどこのウェブサイトよりも新しい最新のデータを計算したものなので最も正確な成約率です。

アイフル・プロミスは2024年3月期(2023年8月まで)の月次データの平均値を算出します。レイクALSAについては、新生銀行の四半期決算情報を参考にしました。

SMBCモビットは成約率のデータを公開していませんが、運営会社がプロミスと同じため他社と比較して成約率が極端に低いということはないと考えています。

スクロールできます
会社名成約率対象期間
プロミス41.16%2023年4月~2023年8月(出典:プロミス月次営業指標
アコム42.3%2023年4月~2023年9月(出典:アコムマンスリーレポート
アイフル34.4%2023年4月~2023年9月(出典:アイフル月次データ
SMBCモビット不明データないがSMBCグループ(プロミスと同じ)
レイク約26.6%(出典:四半期データブック 2023年6月

プロミスは初めての審査でも安心

プロミスは大手消費者金融の定番です。通過率が高く、借りやすい消費者金融と言えます。審査通過率が高い理由は初めて借りる方が圧倒的に多いからです。

もしあなたがはじめてカードローンを利用するなら、プロミスを強くおすすめします。

最初にアイフルに申し込んでしまうと、他にもお金を借りなくてはならない場合に2社目としてプロミスを利用することになり、審査が不利になります。つまり、1社目にアイフルで借りてしまうと、大手に警戒されてしまうのです。

既に銀行カードローンや大手消費者金融でお金を借りている方には、借り換えニーズに積極的なアイフルをおすすめします。

プロミスの特徴
  • WEBからの契約で最短20分で融資可能。
  • 土日・夜間も24時間振込可能なのはプロミスだけ。
  • 初めて利用する方は30日間無利息。
  • WEB完結で郵送物なしも可能。

※事前審査結果ご確認後、本審査が必要となります。
※お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※新規契約のご融資上限は、本審査により決定となります。

スクロールできます
審査通過率41.16%
実質年率4.5%~17.8%
融資に掛かる時間融資完了:最短20分
借入限度額1万円~500万円まで

アコムは直近の審査の成約率が42.3%と高い

アコムは直近の新規成約率が最も高いので、大手の消費者金融の中で現状最も審査が甘いカードローンと言えます。

アコムについてもプロミスと同様に初めて借りる方に選ばれるケースが多い点が、成約率の高さに直結しています。

そのため、プロミスと同様に初めて借りる方や他社での借入が少ない方におすすめしたい消費者金融です。

一方で、すでに銀行や複数の消費者金融から借りている方は要注意です。アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融なので、他社での借入状況などについてはしっかりとチェックされますから、出来るだけ返済をしてから申し込むことをおすすめします。

アコムの特徴
  • WEBからの契約で最短20分(※1)で融資可能
  • カードレス契約で郵送物が届かない
  • 24時間最短10秒で振込(※2)
  • 初めて借りる方は30日間無利息

※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 金融機関により異なります。

スクロールできます
審査通過率42.3%
実質年率3.0%~18.0%
融資に掛かる時間融資完了:最短20分(※1)
借入限度額1万円~800万円まで

※1お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

SMBCモビットは審査成約率未公表だがWEB完結できる

出典:SMBCモビット

SMBCモビットは新規成約率に関するデータを公開していません。

そのためカードローンの審査が甘いとは言えませんが、SMBCグループが運営していることから他社と比べて特別通過率が変わるということはないでしょう。

SMBCモビットの特徴は申し込みから融資までWEBで完結できる点と申し込み後わずか10秒足らずで簡易審査結果が返ってくる点です。

急遽お金が必要になり、借りられるかどうかすぐに知りたいという方や絶対に周りにバレたくないという方はSMBCモビットへの申し込みをお勧めします。

SMBCモビットの特徴
  • WEBから24時間申し込み可能。
  • 申し込み後10秒で簡易審査結果を確認できる。
  • WEB完結で電話、郵送物なしも可能。
スクロールできます
審査通過率データ未公開
実質年率3.0%~18.0%
融資に掛かる時間融資完了:最短1時間(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。)
借入限度額1万円~800万円まで

レイクは審査が甘いとはいえないが無利息期間が長い

レイクはプロミスと並んで初めて借りる方の定番です。 はじめてカードローンに申し込む場合、レイクもお勧めします。

審査通過率は約35.5%のためプロミスよりも厳しいと言えますが、レイクALSAの最大の特徴は無利息期間サービスの充実です。

はじめてカードローンの申し込みを検討している方の中でも短期間での返済を予定している方にはレイクALSAをおすすめします。

レイクALSAの特徴
  • WEBからの契約で最短1時間で融資可能。
  • 24時間365日申し込み可能。
  • 初めて利用する方はWEBからの申し込みで全額60日間無利息。
  • 借入額のうち5万円まで180日間無利息。
スクロールできます
審査通過率 26.6%
実質年率4.5%~18.0%
融資に掛かる時間融資完了:最短1時間
借入限度額1万円~500万円まで

アイフルは他社で契約していても借りやすい

先ほどの表の中で最も注目したいのはアイフルの審査通過率です。最新の通過率だけを見ればアコムやプロミスの方が高いので、より審査が甘いといえそうです。

数字だけ見るとアイフルの成約率はプロミスに劣っていますが、この数字には加味しておく点があります。

それは、アイフルは独立系消費者金融であるため既に他社で借入をしている方の新規申し込みが多いという点です。

初めてお金を借りる方は最初にプロミスやアコムに申し込みをすることが多いです。既に他社でお金を借りている方がアイフルに申し込んでいるケースが多いにも関わらず、34.1%という成約率を保っているわけです。

つまり初めてカードローンの審査に申し込む方はもちろん、既に他社借入をしている方にとっても審査は比較的ゆるめなのではないかと考えることができます。

アイフルの特徴
  • はじめてアイフルを利用する方は最大30日間金利0円
  • WEB完結なら郵送物一切なし
  • 融資可能か事前にわかる1秒診断を必ず利用する
スクロールできます
審査通過率34.4%
実質年率3.0%~18.0%
融資に掛かる時間審査:WEB申込みの場合最短20分 融資完了:WEB申込みの場合最短20分
借入限度額1万円~800万円まで

カードローン審査の成約率は月によって変動している

カードローンの成約率が毎月変動しているというのをご存知でしょうか?

それはつまり、時期によって審査通過率が高くなったり低くなったりするということです。申込のタイミングによっては、審査が厳しくなっているということもあり得ます。

これにはカードローン業界の繁忙期と閑散期が関係しています。一般的には新規申込者が少ない閑散期に審査通過率が高くなります。逆に繁忙期では審査通過率が下がり、各社の月間融資件数が関係してきます。

申込件数が多い月は、月間融資件数を十分に満たすことができます。どれだけ申し込みが多くても融資件数の上限がありますので、それ以上に貸すことはできません。

つまり、予算とノルマが存在するということです。カードローン会社も無限にお金を貸すことはできません。

カードローン会社の繁忙期は、年末と年度末で12月と3月に申し込みが殺到することになります。オペレーターもパンク気味になりますから、ゆっくり審査をしている時間もありません。また、たくさん申し込みがあるのにわざわざ他社借入をしている方やリスクのある方を通過させる必要はありません。

逆に、2月と8月は通称:二八(にっぱち)と呼ばれるカードローン各社の閑散期であり、カードローンの新規申込件数が少なくなります。そのため、カードローン会社も審査を相対的に緩くせざるを得ないという訳です。

既に複数社から借り入れしている方にとってはチャンスの時期として覚えておいてください。当然、消費者金融だけでなく、銀行カードローンも季節によって審査通過率が変動します。

スクロールできます
申込み時期プロミスの新規申込数プロミスの新規顧客数
7月5397118,957
2月69,49830,513

2023年3月期の月次データをベースに、新規申込者数の平均を算出すると62,918人でした。もちろん申込者数が多い月もあれば少ない月もありますが、審査が甘い時期は、審査が厳しい時に比べて11,556名も新規顧客数が増加する計算になります。

必ずしも2月と8月が最も審査が甘いとは言えませんが、少なくとも年末年始は審査が厳しくなる傾向にあると言えそうです。逆に、年度末である3月を超えた後の審査通過率は高くなる傾向にあり安定しています。

銀行カードローンは金利が低いが審査は甘いとは言えない

カードローンでお金を借りたい方は銀行カードローンを利用するという方法もあります。

銀行カードローンは、消費者金融と比較して金利が低く設定されていることが大きなメリットです。

そのため多くの方が銀行のカードローンに申し込んでしまいます。しかし2社目、3社目の借入となると銀行カードローンの審査は決して甘くはありません。

銀行カードローンと消費者金融には大きく以下の違いがあります。

スクロールできます
金融機関種別銀行カードローン消費者金融
金利(目安)年率2.0~14.6%年率3.0~18.0%
サービスATM利用手数料無料無利息期間あり
審査時間翌営業日以降最短20~30分
審査の難易度厳しい?甘い?
総量規制対象外対象
在籍確認ありあり(一部)

確かに大手銀行カードローンの上限金利は、12.475%~14.6%と魅力的な数字です。これは大手消費者金融の上限金利よりも低いです。

ただし、短期間の借入であれば消費者金融の無利息キャンペーンを利用することで審査が甘いというメリットを享受しながら金利を低く抑えることが可能です。

大手消費者金融の多くは無利息期間を設けています。無利息サービスは期間内に借入額を返済すれば利息がかからないというサービスです。

レイクALSAは60日間、プロミスは30日間など、大手消費者金融であれば無利息期間を設定しているところがほとんどです。

ただし無利息期間サービスは初めて契約する方が限定のサービスであるため2度目以降の方は注意が必要です。

中小消費者金融のノーローンは借入から1週間以内に返済すれば、何度でも無利息になるサービスを実施しています。

一方の銀行カードローンは審査が厳しい上に無利息キャンペーンを実施しているところはありません。

銀行カードローンの場合は提携ATMの手数料が無料になるサービスを展開しています。つまり、長期間の借入であれば銀行が有利です。

カードローンの審査が甘いと謳う業者には注意

審査が甘いカードローンの究極と言えば、中小消費者金融です。実際、ブラックの人でも借りられたという情報もありますので、審査が甘いと考える方も多いでしょう。しかし貸金業者自らが、審査が甘いと謳うことは絶対にありません。

そのように謳う業者は闇金ですから注意が必要です。

なぜなら貸金業法第16条に違反するからです。貸金業法の管轄は金融庁ですから、行政処分の対象となった場合は業務停止となるリスクもあるからです。

ですから編集部としても、カードローンの審査が甘いのはどこかと聞かれても断言することはできませんし、相対的に甘いということしか出来ません。

しかしながらカードローン各社の金利やサービスなどの設定が異なる部分やそれぞれの審査通過率などに目を向けると、各社の審査におけるポイントが見えてきます。

極端に言えば金利が高い消費者金融のカードローンは金利の低い銀行カードローンよりも審査に通過しやすく借りやすいと言えるでしょう。

審査が甘いカードローンを探すなら審査通過率をもとに相対的に甘いと言えるカードローンを見極め、あなたの希望額を引き受けてくれるところに申し込みをするようにしましょう。

中小消費者金融カードローンでの審査は最終手段

中小消費者金融の審査に落ちてしまうともう後が無くなります。信用情報に最悪の傷をつけてフィニッシュです。

ですから、初めて借りる方もいくつか借りている方もまずは大手消費者金融に申し込んでください。大手消費者金融で利用していない所があるならば、まずはそちらを利用した方が無難です。

だからといって、何社も同時に申し込むのはNGです。一定期間に3社以上申し込むと申し込みブラック認定されるからです。その場合はどこの審査にも通らない最悪の状況になりかねないからです。

ちなみに、あなたはご自身の信用情報を把握していますか?

カードローンを利用するときには申込みをした貸金業者があなたの信用情報を確めています。そして、貸付して問題がないと判断されない限りお金を借りることはできません。

そのため、あなた自身の信用情報がどうなっているのかを把握する必要があります。問題がある場合は、審査に通過することができない場合も十分に考えられます。

もし借入が3件以上あれば、多重債務者として信用情報に登録されています。

また長期の返済遅延や債務整理をしていれば、金融事故を起こしたという情報が登録されます。

さらには現在の借入金額が年収の3分の1を超えている場合、その情報は信用情報として登録されています。その場合は貸金業者に申し込みをしても、審査に通る可能性はゼロです。

中小消費者金融は大手消費者金融よりも新規顧客の獲得に貪欲です。そのため、大手消費者金融よりも審査が甘いと言われていますがそんなことはありません。

実際に金融事故を起こしたことのある、いわゆるブラックの方の申込が多々あります。そのため公表されている審査通過率は意外と低いものです。

代表的な中小消費者金融
  1. キャッシングのフタバ
  2. フクホー
  3. キャネット
  4. セントラル
  5. ライフティ
  6. AZ
  7. スペース
  8. エイワ

上記の会社は、日本貸金業協会の会員名簿にも掲載されている消費者金融です。

もちろんヤミ金などではありません。ですから、独自ではありますが審査があります。

カードローンの審査の基準は会社によって異なります。実際の所、各商品を扱っている会社によって審査基準に特徴があります。

カードローン審査で押さえておきたいポイント
  • カードローン業者の得手・不得手の把握
  • 審査通過率の確認
  • 自分の信用状況の把握

この3つを押さえておけば金融事故を起こしていたり、借入できない状況にない限りは審査に通らないことはほぼありません。

カードローンを比較してみると金利設定に差があったり、サービス内容の違いがすぐにわかります。

これは商品の差別化を図り他社のカードローンよりも魅力的に見せる為の戦略と感じるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。

例えば銀行カードローンと消費者金融を比較してみましょう。多くの銀行カードローンでは最大金利が15%未満であるにも関わらず、消費者金融では最大金利を18.0%に設定しているところがほとんどです。

最大金利が低いということは、少額貸付をおこなったところで銀行の利益に繋がりません。ですから高額融資を得意としていることが読み取れます。

しかし消費者金融の場合は総量規制が適用され高額融資出来る顧客が限られます。その為、新規顧客から少しでも多くの利益を得るために法律で定められる最高金利が設定されています。

これは消費者金融が新規顧客の開拓を行い、少額貸付を数多く実行したいという気持ちの表れです。

ですから消費者金融は少額貸付を得意としていることがわかります。

目次