看護のアイデアde賞

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第9回 受賞結果とお知らせ

第9回 こんなものを作ってみました! 看護のアイデアde賞

 特別企画として、患者さんのケアや医療施設に携わる方たちの着眼によって生み出された様々な改善工夫・アイデアで実現した作品を募集しました。
 36点の応募があり審査委員会において、グランプリ1点、準グランプリ2点、さらに“手放せない de 賞”“心地いい de 賞”“IT de 賞”が各1点、計6点が選ばれました。ホスピタルショウ会場内において、各受賞式・作品紹介(スピーチ)と、入選作品の展示、および全応募作品の一覧パネル掲示を行う予定です。各賞の受賞式、作品紹介(スピーチ)をセミナーステージ②で開催しました。

グランプリ りくつな枕カバー 金沢市立病院
準グランプリ どすこいサポート 春日井市民病院
オールインワン蛇管 若草第一病院
手放せないde賞 さっとポン 角水医院
心地いいde賞 体幹キャッチ! くすの木病院
IT de賞 e-ケアメモ 新潟大学
高崎健康福祉大学訪問看護ステーション
近畿大学
群馬県立県民健康科学大学
すなやま訪問看護ステーション

入選作品の概要

グランプリ

金沢市立病院【りくつな(金沢弁で“便利だ”という意味)枕カバー】
その他 患者の環境調整

作品の特徴
 当病棟は呼吸器内科や脳神経外科の慢性期病棟であり、疾患上、床上安静が必要な患者が多い。そのため自力座位困難な患者が電動ベッドの背上げ機能を利用した時に枕が重く体にのしかかったり、ずれて背中に落ちて不快に感じたりすることがある。またテレビのリモコンやティッシュケースを落とし、自分で取ろうとして身を乗り出して危険なことや、ナースコールが床に落ちてしまい、すぐに看護師を呼べないこともあった。「りくつな枕カバー」はギャッジアップしても枕がずり落ちず、落としてしまいがちなティッシュやリモコン等を収納できるポケット付き。すぐにナースコールが押せるようにナースコールを定位置に固定できるベルトもある。

応募者金沢市立病院


準グランプリ

春日井市民病院【どすこいサポート】
医療安全

作品の特徴
 胸部レントゲン撮影の際、立位状態の患者が転倒する事故が起こった。この事例をもとに突然のふらつきや転倒に対応できるよう、長時間の立位姿勢の保持、サポートが出来るようにと「どすこいサポート」を作成した。ベルトの材質は取り付けやすいマジックテープを使用。金具とベルトを分離させることで洗濯も可能となり衛生面も考慮している。様々な試行錯誤の上、腰と尻に上下二本のベルトを当てることで簡易的に後方と下方への転倒を防ぐことに成功した。患者自身も立っていることへの安心感が増した。ベルトが必要かどうかのチェックポイントがあるおかげでスタッフの転倒への意識も高まった。

応募者春日井市民病院


準グランプリ

若草第一病院【オールインワン蛇管】
医療安全

作品の特徴
 救急で搬送された患者さんの状態はモニター機器で随時見ているが、モニターのコードは3m以上あり緊急で取り付ける際にコードが絡まったり、床に落ちてストレッチャーで轢いてしまったりと取り扱いが困難な上、故障して修理費がかかった。“オールインワン蛇管”は自施設で交換・廃棄する人工呼吸器の蛇管を使うことにより低コストで効率的に管理が出来るようになった。以前あったストレッチャーに轢かれることに関しても蛇管に太さとある程度の硬さがあるため、轢かれる事がなくなった。コードは簡単にまとめることができ、モニターの移動も楽に出来る。これまでのコードにかかる修理費年間約44万円が、このコードカバーを使用してからは0円となった。

応募者若草第一病院


手放せないde賞

角水医院【さっとポン】
医療安全

作品の特徴
 「さっとポン」は、バイアル薬瓶のキャップの開栓器具で、予防接種や薬液準備時に大活躍する。バイアル瓶のキャップは指で開栓できるが、開栓作業を繰り返すと、皮膚がひび割れたり負担がかかる。そこで、指先を使わずにバイアルキャップの開栓ができないかと考えその開発に着手した。
 栓抜きの逆の発想で穴にキャップを引っ掛けるようにして開栓する。キャップに指を触れないので皮膚刺激は無く、雑菌は付着しない。あらゆる種類のキャップに対応し片手で「さっと」素早く開栓でき、キャップは「ポン」と貯金箱のように内部にたまり楽に分別回収できる。開発中に様々なアイデアが加わった手放せない器具。

応募者角水医院


心地いいde賞

くすの木病院【体幹キャッチ!】
生活支援

作品の特徴
 車椅子に座っている時に体幹の姿勢が崩れる方がいる。介助者が誰でも簡単に取り扱え、患者さんの姿勢の安定感が得られるものがないかと考え、“体幹キャッチ!”を考案した。丈夫な布と100円ショップのプールで浮く棒(やわらかく、適度な硬さがある:発泡ポリエチレン)で作成。車椅子の背もたれに置くだけで使用でき、患者さんの自分の荷重により両サイドのバーが体幹を挟みこみ安定する。体幹が崩れて姿勢が悪い人、体格が小さく車椅子とサイズが合っていない人などに使用して欲しい。また、介護タクシー等の送迎時に車椅子で乗車している方も体幹と車椅子の隙間が埋まる事で安定感が増す。軽く、丸めるとコンパクトになり、丸洗いも出来る。

応募者くすの木病院


IT de賞

新潟大学 【e-ケアメモ】
その他

作品の特徴
 訪問看護では患者の生活様式に応じてケアをアレンジするため、看護師間で共有するケア情報は多岐に渡る。そのため、モバイル端末を用いたケア情報共有ツールを開発した。ケア情報共有ツールはモバイル端末上で写真に直接コメント等を書き込むため、短時間でわかりやすい患者専用のケア手順書を作成できる。また訪問看護では紙媒体での情報共有場面もあることから、印刷機能を追加した。さらに、クラウドを利用した情報共有のほかにコスト面を考慮したシンプルな仕様も開発した。本ツールで作成したケア手順書は写真という視覚的情報と最小限のテキスト情報で構成されていることから、短時間でケアの手順内容や留意点を確認できる。

応募者新潟大学、高崎健康福祉大学訪問看護ステーション、近畿大学、
群馬県立県民健康科学大学、すなやま訪問看護ステーション

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