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特別企画『みんなのアイデアde賞』

国際モダンホスピタルショウ2018特別企画 現場のひらめきをカタチに! みんなのアイデアde賞

 患者さんのケアや医療施設に携わる方々の着眼によって生み出された様々な改善工夫・アイデアで実現した作品を募集しました。
 本年は27団体35作品の応募があり審査会において、グランプリ1点、準グランプリ2点、『らくde賞』1点、『まごころde賞』1点、『アクセサリー感覚でつくれるde賞』1点、そして、『特別賞(チームの見える化)』としまして1団体が選ばれました。
 各賞の授賞式、作品紹介(スピーチ)をセミナーステージ①で開催しました。


受賞一覧

グランプリ カテーテル受け台 諏訪赤十字病院
本企画初!2年連続グランプリ!
準グランプリ 誤嚥防止用噛むストロー 東京工科大学 医療保健学部看護学科
災害時足踏み式吸引器 特定医療法人暲純会 榊原温泉病院
らくde賞 吸引楽ラック 公益社団法人昭和会 今給黎総合病院
まごころde賞 まごころポンチョ 金沢市立病院 看護部
アクセサリー感覚でつくれるde賞 プラスチック粘土とレジン液で作れる簡単自助具 医療法人雪の聖母会 聖マリアヘルスケアセンター
特別賞(チームのみえる化) 「病院の見えないおシゴトの見える化」による委託スタッフのモチベーションアップ 医療法人財団献心会 川越胃腸病院

グランプリ

諏訪赤十字病院 【カテーテル受け台】
医療安全(不安解消・医療廃棄物・感染等)

作品の特徴
カテーテルの接続口が他の物に触れないように置いておけるホルダー。
内頚静脈に挿入されたカテーテルにルートを接続する際、接続口が不潔にならないように片手でカテーテルを保持している必要があった。カテーテル接続口を安定的に固定することで、カテーテルとルートの接続手技が未熟なスタッフが実施しても感染リスクを軽減することができる。ICU・救急病棟・血液浄化センターでは、常時2~3個所持しており、処置時毎回使用している。カテーテルホルダーがないと処置ができないスタッフがいるほど浸透しており、使いやすく評価は高い。

作品の特徴
ストローの一部がポンプになっており、噛むことで水分補給ができるメディカルストロー。
ポンプに逆止弁を設けることで寝たままでも使用が可能である。高齢者の死因の上位を誤嚥性肺炎が占める。嚥下機能の低下した被介護者や患者さんのQOL向上を目指して開発した。お年寄りは普通のストローを使うのがこわいが、このメディカルストローは嚥下しやすい人には有益でやさしく、噛む力が残っている人には便利なストローである。

作品の特徴
安価で作成した足踏み式吸引器。
吸引の必要な患者さんが多く入院しているため、災害発生時に備え安価で吸引器が作成できないかと考えた。エアー空気入れの陰圧を利用し、ベッドのスプリンクラーのばねを使用、足踏みで吸引を可能に改良した。また、中央配管で使用の壁掛け吸引器も使用可能である。足踏み式のため、吸引動作も一人で可能である。また、足踏み式とジョイントを交換すれば移動し、複数の患者に対応できる。粘稠度の高い喀痰、口腔内の喀痰の吸引が可能。また、吸引後の処理も容易である。


らくde賞

公益社団法人昭和会 今給黎総合病院 【吸引楽ラック】
医療安全(不安解消・医療廃棄物・感染等)

作品の特徴
患者さんの床頭台の整理整頓に役立つラック。頻回に吸引する患者さんの床頭台に設置して使用する。
患者さんの床頭台に看護用品が煩雑に置かれている状況があった。狭い病室での看護ケアの効率化、感染防止を考慮した整理整頓が必要と思われた。この吸引楽ラックは、床頭台が場所を取らずに必要な物品が整理できるよう考案した。患者さんに応じた物品のセットができ、床頭台の左右どちらにもセットでき、床頭台がスッキリした。物品をわざわざ取りにいかなくてよいので、すぐにケア(吸引)ができるようになった。

まごころde賞

金沢市立病院 看護部 【まごころポンチョ】
その他(プライバシー保持)

作品の特徴
患者さんが手術室で使用するポンチョ。
手術室入室から麻酔導入までの間、上半身の衣類を脱ぐ際に「寒い。人前で裸になるのが恥ずかしい」という患者さんの声があった。バスタオルにゴムを通しボタンをつけポンチョを作成した。工夫した点は、①肌触りのよい生地の選定、②首元にゴムを通すことで上から衣類が脱ぎやすい、③首元のボタンを外せばポンチョからバスタオルに代わる、など。肌触りがよく心地よく暖かいことで、患者さんは落ち着き、不安は軽減され、医療者の前で肌の露出を最小限に抑えられることで、羞恥心も軽減された。

アクセサリー感覚でつくれるde賞

医療法人雪の聖母会 聖マリアヘルスケアセンター
【プラスチック粘土とレジン液で作れる簡単自助具】

生活支援(QOL向上等)

作品の特徴
患者さん個人に合わせて、安価に作成することのできる食事動作自助具。
筋力低下、麻痺により食事動作の支援として自助具が必要な患者さんがいる。これまで身近にあるもので自助具を作成し使っていたが、耐久性と衛生面に問題があった。検討した結果、安価で患者の手の形に合わせて自由に作ることができるプラスチック粘土をレジン液でコーティングすることを思いついた。素材は100円ショップの製品を使用しているため、500~1000円で作成することができる。個人個人に合わせた手作り感があり、自助具がアクセサリー感覚で作れ、きれいである。

特別賞(チームの見える化)

医療法人財団献心会 川越胃腸病院
【「病院の見えないおシゴトの見える化」による委託スタッフのモチベーションアップ】

患者・介護者参画(情報提供・教育等)

作品の特徴
給食・清掃・保育などの委託業務の仕事内容をパネル掲示し、委託スタッフのモチベーションアップを図る試み。
病院委託業務(給食・清掃・保育)は診療活動を支える重要な役割を果たしていながら患者さんと交流する機会は少ない。患者さんの目に触れることの少ない委託業務の仕事風景をパネルで紹介し、文字を少なく写真を主体とする見やすさへの工夫を行った。その結果、委託職員(縁の下の力持ち)のモチベーション向上が図られ、患者さんから委託スタッフに話しかけられる回数(会話)が増加した。

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